はじめてみよう野鳥録音 ~干潟のシギ・チドリ~
みなさん、こんにちは。
不定期ですが、ICレコーダーを使った野鳥録音について紹介しています。
今回ご紹介するのは、「干潟のシギ・チドリ」です。
干潟でシギチドリの録音をしようとすると、
潮干狩りをしている人の声や、船のエンジン音、
そして、一緒にシギチドリを観察する人たちの話声等、
必ずといっていいほど、鳴き声以外の音が録音されます。
そこで、私が考えたのは、夜に録音するということです。
夜であれば、人は少ないので、人の話声を気にすることなく
録音ができます。
さらに、満潮であれば、陸地側にシギチドリが集まってくるので、
干潟を歩き回ることなく、録音できるはずです。
実際、夜の満潮時間近くに、干潟に行って、録音してみました。
真っ暗なので、どんな種類がいるか、どの種類が鳴いているのか、
目視で確認することは難しいですが、
声の感じから、ムナグロ、ハマシギの声にまざって、
ホウロクシギかダイシャクシギ、アオアシシギ等の
声が入っていることが分かりました。
実際、夜の干潟で、録音しながらこの声を聞いていると、
種類を聞き分けるのではなく、
ただただ、この鳴き声に包まれていたいという気持ちになりました。
まさに、至福のひとときです。
夜間の行動になるので、
日中、きちんと下見をしたり、1人では行かない等、
安全管理が重要ですが、ぜひ、お薦めしたい録音スタイルです。
今回使用したICレコーダー『TASCAM DR-05』は、
バードショップで発売中です。
https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4468
半導体不足で、『TASCAM DR-05』は商品供給が不安定のため、
お値段が少し高くなってしまいますが、
10月1日から『TASCAM DR-05X』に切り替えて販売します。
なお、『TASCAM DR-05』の在庫は残りが僅かです。
性能や機能は殆ど変わりませんので、
『TASCAM DR-05』で良いという方は、お早めにご注文ください。
WILD Sでした。